5%還元のキャッシュレス・ポイント還元事業が2020年6月30日に終了。
そして、「マイナポイント」事業(マイナポ)の申込受付が7月1日に始まりました。
「マイナポイント」事業とは何でしょうか?
5%還元事業(キャッシュレス・ポイント還元事業/キャッシュレス・消費者還元事業)と「マイナポイント」事業の違いは?
「マイナポイント」を獲得する道のりは長いですが、とりあえず、予約をしてみました。
「マイナポイント事業」と「消費税5%還元事業」の違いを徹底解説します。
「マイナポイント」とは?
「マイナポイント」は「マイナポ」と略されることもあります。
「マイナポイント」の目的
「マイナポイント」は名前の通り、マイナンバーカード+ポイント。
マイナンバーカードを持つ人が、キャッシュレス決済すると、ポイントをもらえるというものです。
政府は以下の3点を目的にしています。
・消費喚起
・キャッシュレス決済の普及
では、具体的に「マイナポイント」の内容を見ていきます。
ポイント還元率
「マイナポイント」のポイント還元率は25%。
キャッシュレス・ポイント還元事業は5%だったので、その5倍。
但し、ポイント還元の上限は5,000円です。
即ち、利用額20,000円が上限となります。
ポイント還元期間
「マイナポイント」事業の申込は7月1日に開始しましたが、実際にポイント還元の対象となるのは、2020年9月1日から2021年3月31日まで。
7月1日に申し込んでも、7月と8月はポイント還元対象外です。
注意しましょう。
申込数の上限
「マイナポイント」事業の第1目的はマイナンバーカードの普及にあります。
政府は4千万人(マイナンバーカード4千枚)の予算2千億円を用意しています。
従って、4千万人の人が「マイナポイント」事業に申し込むと、申込受付はいちよ終了となります。
現在、マイナンバーカードの保有者は約2,200万人弱なので、総務省は「年内に申し込めば間に合う見込み」としています。
「マイナポイント」獲得までの手順
以下は「マイナポイント」獲得までの大まかな手順です。
②「マイナポイント」の予約
③「マイナポイント」の申込
④キャッシュレス決済で「マイナポイント」獲得
今回、6月中に「マイナポイント」の予約を行いました。
※私は、マイナンバーカードとパソコン・公的個人認証サービス対応のICカードライタを所持
「マイナポイント」の予約
6月中は「マイナポイント」の予約までしかできませんでしたが、7月1日以降は、予約と申込ができます。
「マイナポイント」の申込の前に「予約」が必要です。
「マイナポイント」の予約により、マイキーIDが設定されます。
先に、「マイナポイント」の申込は4千万人が上限であることにと触れました。
マイナポイントの予約者数が予算の上限に達した場合には、マイナポイントの予約を締め切る可能性があります。
マイナポイントの予約・申込に必要なもの
・数字4ケタのパスワード
・決済サービスID/セキュリティコード
※出典元:マイナポイントの予約・申込方法【総務省】
マイナポイントの予約・申込に必要な環境
自身の端末でマイナポイントを予約・申込をする方法を解説します。
「マイナポイントアプリ対応スマートフォン」または「パソコン・公的個人認証サービス対応のICカードライタ」が必要。
・Android:「マイナポイント」アプリをインストール
・iPhone:「マイナポイント」アプリをインストール
iPhoneバージョンでひっかかる
まず、iPhoneで「マイナポイント」アプリのインストールを試みましたが、バージョンで引っ掛かりました。
「マイナポイント」アプリのインストールには、iOS13.0が必要ですが、私のiPhoneはiOS 12.4.7。
バージョンアップできないのか、調べてみると以下の情報が…。
「最新機種であれば最新のiOSは対応していますが、古い機種を使っているとiOSのアップデートができないことがあります。」
私のiPhoneは5sでバージョンアップの対象外でした。
以下のiPhoneは対応しています。
・iPhone XS Max・iPhone X・iPhone 8・iPhone 8 Plus・iPhone 7・iPhone 7 Plus・iPhone 6s・iPhone 6s Plus・iPhone SE
そこで、パソコンで「マイナポイント」の予約を行う事に。
Chromeは不可
パソコンの場合は、「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールする必要があります。
但し、Chromeは不可です。
e-Taxもそうですが、Chromeは非推奨ブラウザです。
【追記】
Microsoft Edge、Google Chromeでもマイナポイントの予約・申込ができるようになりました。
※2020年8月19日現在、「マイキープラットフォーム」記載
IEの場合は、はInternet Explorer11です。
パソコンで「マイナポイント」の予約
「マイキーID作成・登録準備ソフト」のインストール
まず、「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールするのですが、どこからインストールするのか、迷いました。
「マイナポイントの申込」の下に「マイキーID作成・登録準備ソフト」のリンクがありました。
※出典:マイナポイント
利用者証明用パスワードを入力
マイナンバーカードをパソコン・公的個人認証サービス対応のICカードライタにセット。
ここで利用者証明用パスワードを入力。
利用者証明用パスワードは4ケタの数字です。
これを忘れると再発行の必要があり、面倒です。
マイキーID
これで、マイキーIDが発行されました。
これがいわゆる「マイナポイント」の登録番号となります。
但し、特にメールでお知らせは届きます。
マイキーIDは「マイキープラットフォーム利用者マイページ」の右上に表示されています。
次に「マイナポイント」の申込に進むわけですが、私は保留にしてあります。
というのは、「マイナポイント」で使う決済サービスを登録するのですが、
登録できる決済サービスは1社のみ。
一度、設定すると変更は不可です。
いずれにしても、「マイナポイント」のポイント還元は9月1日以降なので、それまでに決定の予定です。
※これに関しては後日、記事にする予定です。
それでは、「マイナポイント」事業消費税5%還元事業の違いをまとめてみます。
「マイナポイント」事業と消費税5%還元事業の違い【まとめ】
「マイナポイント」事業と消費税5%還元事業とでは、以下の点で違いがあります。
●ポイント還元率
●ポイント上限
●事前申込
●対象店舗
●対象決済サービス
対象期間
●消費税5%還元事業:2019年10月~2020年6月(9か月)
ポイント還元率
●消費税5%還元事業:25%
ポイント還元率
●消費税5%還元事業:決済事業者による(例:月額15,000円)
事前申込
●消費税5%還元事業:必要ナシ
対象店舗
●消費税5%還元事業:中小小売店
対象決済サービス
●消費税5%還元事業:制限なし
こう比較してみると、「マイナポイント」事業は消費税5%還元事業と比べると、ポイント還元率こそ25%と多い(5倍)ですが、上限額は20,000円と制限があり、この他にも予約・申込が必要な事や決済事業社も1社のみ等、使い勝手は見劣りします。
また、決済事業者は変更が利かないので、獲得したポイントを確実に消費できる業者にしないと、無駄になります。
決済事業者の選択は慎重に行う必要があります。
※参照:「マイナポイント」でお得な決済はどこ?【キャンペーン13サービス比較】